そりゃあ安いにこしたことはないのだが
札幌への出張時は、いつもマイレージを貯めているJALを利用していたのだが、ここんところSKY MARKオンリー。
お値段や変更しやすいかどうかなど、さまざまなポイントを天秤にかけると、当方のように1か月に数回足を運ぶ者にとって、SKY MARKが最善の選択肢であることがようやく分かってきたからだ。
料金のほうを見てみよう。
かりに今度のクリスマスイヴにJALで飛べば片道32,100円。
これに対してSKY MARKは片道23,800円。
往復では約20,000円もの差になる。
こいつはデカイ。
もちろんJAL・ANAを利用する場合でも少しでも安くあげようと、チケット屋で1枚8,000円から12,000円する株主優待割引券(季節によって価格が変動)を買って行く手もあるが、これで浮かせる金額は雀の涙。
SKY MARKの利点はお値段だけではない。
英語の機内アナウンスなし(当方には無縁)。
JALでは提供される無料飲み物サービスなし(眠っているとき邪魔されない)。
キャビンアテンダントも範囲内(JALと大差はないが、小差はあるかも)。
機内にテレビなどのビデオ機器なし(目が疲れない)。
写真のように空港ターミナルから飛行機までバス利用になることがたまにある(そうでない場合、喜びが大きい)。
JALにするか、SKY MARKにするか。
選択肢が増えることは、消費者が優位になれる機会が増えていることを意味する。
でも。
その一方でこうした「賢い選択」が結果的にライバル会社従業員の給料を下げる一因になったり、そこで働く非正規社員の職を奪うことにつながっていることはアタマのどこかで考えておく必要がありそうだ。
(ちなみにJAL西松社長の年収960万、バス通勤している、という)
もちろんSKY MARKの従業員たちも激しいエアライン競争を生きぬくために、給料が抑えられているであろうことも十分想像できる。
すこしばかりマクラが長くなったが、さてと本題。
ロバート・B・ライシュ「暴走する資本主義Supercapitlism」(東洋経済新報社)を読んでいなかったら、当方が飛行機代を浮かすことで誰かさんの時給を押し下げているという、あまり楽しくない関係性は見えてこなかったかも知れない。
個人的には、ひと昔前に比べて政治家や経営者などリーダーの発言から「公」とか「社会」といったの語彙が消え、「私」しか聞こえなくなったワケをずーっと知りたいと思っていたのだが、いまの時代、当方をふくめて誰もが自分を守ることで精一杯になっちゃっているんですねー。
格差問題にこころを痛められているご同輩にも、ぜひ読んでいただきたい一冊。
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