青山ブックセンターの遊びゴコロ健在
その後、再開された青山ブックセンターはどうなったか。
広尾プラザ2階にあった広尾店は流水書房と変わってしまったが、ここ六本木店は「昔の名前で出ています」。
しかも、「店員がキューレイター気取り、潰れて当然」と朝日の論者に冷たく批判されても、まったく意に介することなく、ご覧のとおり、HOLGAのカメラやガジェットなども懲りずに置いている。
この心意気や、よし。
なおかつ、ついこの間までは藤井健仁の金属オブジェなんかをレジ横の特等席で売ってたり。
「ボクたちの好きなものも見てください」という姿勢は、売れ筋ばかり扱うことにたけた計数能力の高い本屋さんでは出来ない相談。
ここでブラブラしていると、いままで自分が知らなかった「something」とめぐりあうこともしばしば。
私の場合、「アイクラー・ホームズ」という1960年代にブーム化した米国の標準住宅のすばらしさを知ることができたのものも、ここのおかげ。
東京駅のOAZOに生まれた巨大な倉庫のような本屋にも、商店街の中ほどにある家族経営の本屋にも、そして青山ブックセンターのような趣味的な本屋にも、それぞれ味がある。
選択の自由があるということは、何にもましてシアワセです。
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